お知らせ
【2025年度 敬老祭 開催レポート】
~笑顔、感動、地域とのつながりを実感する1日~
2025年9月25日、医療法人 光仁会にて、一年で最も盛り上がる恒例行事である敬老祭が開催されました。
前日から職員総出で屋内の飾りつけや会場設営、屋台の準備に取り組み、当日は、地域・家族・職員・ボランティアの皆が一体となり、心温まる敬老祭となりました。


敬老表彰 ~百寿を迎えた4名の利用者様を表彰~
最初に、100歳以上を迎えられた4名の利用者様をお祝いする「敬老表彰」が行われました。最高年齢はなんと104歳、会場ではご本人への表彰状と記念品の贈呈が行われ、ご家族や職員一同から大きな拍手が送られました。
施設長からは、「これまで、社会や家庭を支えて来られたことに敬意を表します。これからも、長く楽しく笑って生活できる施設を作るために、職員一丸となって頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。」とあたたかな言葉が贈られました。

和太鼓の迫力に、笑顔と拍手が響く!
続いて、職員による本格的な和太鼓の演奏が披露されました。
法被や編み笠をまとった勇壮な姿に、観客席のご利用者様も一気に引き込まれます。
力強い太鼓の音が会場いっぱいに響きわたり、自然と手拍子が湧き、まさに一体感を感じる瞬間となりました。

会場は盆踊りの輪に包まれて
和太鼓の演奏に続き、職員2~3名がステージに立ち、「東京音頭」と「炭坑節」の2曲を披露。
法被姿で笑顔で舞う姿に、会場からは拍手と歓声が上がりました。
ご利用者様の中には、一緒に手を動かして踊る方や、リズムに合わせて口ずさむ方も。
「懐かしいなあ」「若いころを思い出すよ」といった声もあがり、
昭和の夏祭りを思い出させるような、あたたかい時間となりました。

屋台も大盛況!射的・魚釣り・手作り縁日

屋外ブースでは、屋外では「射的」や「紙の魚釣り」など、手作りの縁日屋台が並びました。
小さなお孫さんと一緒に楽しむご利用者様の姿もあり、「地域・家族・施設がつながる場」としての大きな役割を感じられる光景でした。

屋台ではチョコバナナやたこ焼き、焼きそばなど、心を込めてお祭りメニューを提供。「たこ焼きがプロの味!おかわりしたい!」など、嬉しいお声もいただきました。
美しく生きる心を応援する「ネイルイベント」
今回初の試みとなった、「ネイル体験イベント」。これは今回集まった15名のボランティアの皆さん(クラシ・エール会員の皆様)が提案してくださったもので、事前準備から当日のケアまで、すべてを担ってくださいました。
「女性はいくつになっても“キレイでいたい”という想いがある」
その気持ちに寄り添い、おひとりおひとりの手に丁寧にネイルを施しました。
全ての指に塗り終わると、利用者様の表情がぱぁっと明るくなり、「手元が明るいと元気が出る!」と、その光景を見ていた私達も元気をもらいました。

ご家族・地域の皆様とのつながり
当日は、ご利用者171名のうち約130名が会場に参加し、
別館の方々はリモート中継で会場とつながり、雰囲気を共有しました。
さらに、ご家族やお孫様などの来訪もあり、三世代にわたる交流の場となりました。「家族みんなで一緒に敬老を祝えるのがうれしい」と、ご家族の方からも好評をいただきました。

光仁会の理念を地域の中で体現する一日
私たち光仁会は、
理念「すべての地域住民の“生活”を守ります」
ビジョン「オールインクルーシブケアの実現」
を掲げ、日々取り組んでいます。
この敬老祭は、その理念・ビジョンを“行動”で表した一日であり、
“利用者を中心に、家族・地域・職員がひとつになるケア”を、まさに体感できた場となりました。

行事委員会実行係より:敬老祭を終えて
コロナ禍以降初めての全体での開催でしたが、初の試みもあり、6年前よりもスケールアップした内容となったため、みんなで試行錯誤を繰り返しながら準備を進めました。利用者様と一緒に会場飾りを作りながら、お祭りまでの日にちを指折り数え、いよいよ迎えた当日は、参加するみんなが笑顔で過ごせる時間となりました。来年はさらにみんなが一緒に楽しめるお祭りになるようにしていきたいと思います。
敬老秋祭りにご参加、ご協力いただいた皆様、支えてくださったボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。
光仁会はこれからも、人と人とのつながりを大切にしながら、地域に根ざした医療と介護、暮らしを豊かにする場所づくりを進めてまいります。
来年の敬老祭も、さらに多くの笑顔とともに開催できますように──。